立川GREEN SPRINGS内にオープンしたスペインバル
施設のウェルビーイングというコンセプトを取り入れ、入り口周りには自然な素材と植栽により、自然と店内に足が向くよう考えたデザイン。
テナントがシーフードメインに取り扱うので、中心の円形ベンチの格子の高さを変え、波のような動きがある空間にしました。
キッチン周りはコンクリート風素材を使い無機質にすることで、ランチビュッフェの際、食材が映えるよう考えました。
食材を見せ、お客様とのコミュニケーションを取りたいとのことで、光るアイスベッドを設置し、その上には象徴的な巨大ライトを設置し、あそこに何かあると思わせ、お客さんの足がそちらに向かうように考えました。
奥に通じる通路は、さらに席があることが分るよう、また、そこまでに何があるのか高揚感を高めるため、劇場のような多くの電球を天井に設置したデザイン。
ここから奥は外から見えないこともあり、次は奥の席で食べてみたいと思わせるように空間のデザインをガラッと変えました。
奥の空間はヨーロッパで使われるテラコッタタイルで空間を覆い、八角形のバルセロナの街並みのような決まった目地より、サクラダファミリアのような象徴的なシャンデリアを設置しました。
個室はシンプルな空間で少し背筋が伸びるような空間の中に、ボリュームのある植栽を天井から吊るし驚きを与える空間にしました。
VIP ROOMは布地のクロスで柔らかさを出し、その中にアンティーク素材を使用することで、それぞれのデザインが強調されるようデザインしました。
敢えて空間全体を、ザ・スペインというデザインにしないことで、デザイン的にスペイン感が強いスペインの雑貨を飾ることで、バランスが取れる空間になりました。
また、多様な席を配置することで、家族連れからカップル、仕事の打ち合わせ、接待など、どのような使い方でも出来るようデザインしてあります。
立川市GREEN SPRINGS内